離職が続く会社は何が起きているのか
離職が続く会社にある“土台の崩れ”
採用はできている。
けれど、なぜか人が定着しない。
この状態が続くとき、
考えるべきは「人材の質」ではなく、
組織設計の土台が崩れていることかもしれません。
1|まず振り返りたいこと
直近1年の退職者について、
「仕方なかった」と言い切れますか?
もし毎回、個人的な事情で退職と説明されているなら
その裏に、共通する構造がある可能性があります。
2|よくある“片付け方”
離職が続く会社ほど、原因を分解しません。
・キャリアアップ志向だった
・家庭の事情
・本人の適性
確かに一つひとつは事実です。
しかし重要なのは、
“なぜその選択がこの会社で起きたのか”です。
同じ業界でも、
定着している会社はあります。
差はどこにあるのか。
3|離職の前に共通して起きていること
離職が続く会社には、共通する特徴があります。
それは、
「期待と現実のズレを放置している」
という構造です。
例えば、
・入社前に聞いていた役割と実務が違う
・評価基準が曖昧
・裁量があると言いながら決裁は遅い
・業務量が暗黙で増えていく
こうした小さなズレは、
すぐには退職理由になりません。
しかし蓄積すると、
「ここで長く働くイメージが持てない」
という判断に変わります。
特に50名規模では、
制度よりも運用の一貫性が問われます。
言っていることと、やっていること。
そこに差があると、
信頼は静かに下がります。
信頼が下がると、定着率も下がります。
4|明日やってほしいこと
まずは、退職理由を
「出来事」ではなく
「構造」に置き換えてください。
例)
退職理由:成長できない
→ 構造仮説:育成設計が未整備
退職理由:評価に納得できない
→ 構造仮説:評価基準が不透明
この“置き換え作業”を経営と人事で行うだけで、
議論の質が変わっていき。
ここからは、
現場ですぐ使える 【 離職構造 】診断フレームを共有します。
